動けないおじいちゃん
70代後半のご婦人。半年ぶりに歯石取りにいらっしゃった。
足が少し悪いので、アクアデンタルの階段はつらそうだ。
それでも、きちんと通ってくださる。帰りは担当の衛生士が、下までお送りしているようだ。
ご主人が食事ができないで困っていると聞いた。入院している間に歯が取れてしまい、とりあえず入院先で入れ歯を作ってもらったが、合わないらしかった。歩けないので通院もできない。
それならばとお昼休みに駆けつけた。数年ぶりだがすっかりお年を召した姿が目に入った。聞けば90歳になるそうだ。少しの世間話の後、お口の中を拝見し、お持ちの入れ歯を入れてみた。何とか使えそうだ。明日器具を持参してもう一度来ることを約束した。
アクアデンタルに帰ると、少し悲しくなった。夜、明日は生きているだろうかと眠りに入り、結局毎朝、今日も生きていると目覚めるのだそうだ。笑って話されるとかえってつらかった。老老介護の現場を目の当たりにした。社会保障制度で何とかならないのだろうか?
私にできることはせっせと往診して、しっかりかめる入れ歯を作ることだ。
足が少し悪いので、アクアデンタルの階段はつらそうだ。
それでも、きちんと通ってくださる。帰りは担当の衛生士が、下までお送りしているようだ。
ご主人が食事ができないで困っていると聞いた。入院している間に歯が取れてしまい、とりあえず入院先で入れ歯を作ってもらったが、合わないらしかった。歩けないので通院もできない。
それならばとお昼休みに駆けつけた。数年ぶりだがすっかりお年を召した姿が目に入った。聞けば90歳になるそうだ。少しの世間話の後、お口の中を拝見し、お持ちの入れ歯を入れてみた。何とか使えそうだ。明日器具を持参してもう一度来ることを約束した。
アクアデンタルに帰ると、少し悲しくなった。夜、明日は生きているだろうかと眠りに入り、結局毎朝、今日も生きていると目覚めるのだそうだ。笑って話されるとかえってつらかった。老老介護の現場を目の当たりにした。社会保障制度で何とかならないのだろうか?
私にできることはせっせと往診して、しっかりかめる入れ歯を作ることだ。
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