食いしばり、歯ぎしり。

食いしばる癖顎に負担
気になる記事を見つけた。
読売の医療の記事は、フライング気味であったり、勉強不足な記事を時々見かけるが、この記事はいいと思う。日常臨床で食いしばりの危険はよく見受けられる。
アクアデンタルでも治療が必要だと判断すれば、まず意識させるところからはじめる。意外と昼間でも食いしばっている方がいるものだ。痛くても開口訓練と記事にはあるが、それはやめたほうがいいかもしれない。急性期にムリは禁物だ。
不可逆的な処置も慎重さが必要だ。いきなり削ったり、はずしたり・・・。元に戻せない処置はかなり診断に自信がある場合に限る。その点、スプリント療法はうまくやれば、よくなる事が多い。以前は保険外で10万円ほどご負担いただいていたが、今は保険適応なので患者さんの負担はかなり減った。
先日、驚くことがあった。前歯が欠けていらしたが、明らかに噛み合わせがおかしかった。よくよく聞いてみると、3ヶ月前に他院でかみ合わせ治療を受けたとのことだった。金額を聞いてびっくり。20万円払ったらしい。聞けば、タウン誌かなにかでときおりかみ合わせ治療の広告を出している歯科医院だった。治っていれば、それでもいいであろうが、悪化しているようだった。それでもまだ勉強中なので半額の20万円でいいといわれたらしい。ちゃんと治してもらう様にアドバイスしたが行くたびにお金がかかってもう行きたくないといっていた。何とかしてあげたかったが転勤で他県に行ってしまった。
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