前歯のブリッジを綺麗に入れる。

連続した前歯を入れることがある。
6本以上になると、形態の作りこみがやっかいだ。
幅割りや歯軸の方向を決めるのが難しくなる。
なるべく多くの患者情報を技工サイドに伝えるが、
それでも、直接患者さんを前にしトライしてみると、正中がずれていたりするものだ。
あるいは、私が形態が気に入らないこともある。そんなときはチェアーサイドで形態修正する。
直接患者さんのお顔に調和するように修正していく。何度も鏡を見せながらあわせてゆく。
気に入ったのかそうでないのか、表情から読み取る。
私はディスクと呼ばれる円盤状の切削器具を多用する。
世界的なセラミスト山本真氏から教わった。
山本氏とは私がまだ20代のころお会いして一緒に酒を飲んだ。同じマコトつながりでかわいがってもらった。氏は「技工は腕力だ」などと酔ってふざけたりした。腕相撲で負かされたこともある。
形態修正にディスクを使っていて、審美技工に燃えていたころを思い出した。
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