大分から経過を診せに来てくれる患者さん

治療したときは熊本に住んでおられたが、終わってから転勤で大分に移られた。大分の先生を紹介する話もあったが、時々診せに来るとおっしゃった。バスで片道3時間の道のりだ。申し訳ない。

初めの状態。北九州の有名な先生の仕事らしい。丁寧な処置がなされていた。
初めは大掛かりにする予定は無かったが、セラミックスの破切や歯根破切などのトラブルを繰り返した。原因はかみ合わせの設定にありそうだった。顎関節症状も見られたため、全額治療に踏み切った。
まず、スプリントを用いて、患者さんにとって理想的な下顎の位置を探り出す。その位置で歯型の模型を作り、診断用のワックスアップ(蝋を用いて形を作ってみること)を行う。

それに基づいて最終治療計画を立案し患者さんと十分相談した上で決定する。
決まったら理想的な形を仮歯にしてお口の中に装着する。

スマイルラインのチェックなどをしながら、かみ合わせの微調整もする。必要があればインプラントをしたり、歯周組織や審美性の改善のための小矯正も行う。

もちろん食事や見た目で困らないようにある程度の審美性なども考慮する。

今日のスマイル。患者さんの移動距離を考えると申し訳ない気持ちでいっぱいになる。それでもこの笑顔に合えるととてもうれしくもあるのだ。
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